お盆も終わり、より一層夏らしい暑さになりましたね。暑さに負けず今日も元気にお過ごしくださいね。

 

さて今回は、8 8 日にLIC はびきのにて開催されました、弊社代表の三嶋が世話人を務める日本食支援協会が主催する「初めての食支援セミナー」についてお話させていただきたいと思います。

 この活動を通して患者様やそのご家族に介護食・治療食の商品や、高齢者の低栄養・フレイル問題について、知って頂きたいと弊社は思っています。 
 
 
まず講演して下さったのは、日本食支援協会認定講師である、時岡先生房先生です。
管理栄養士としての立場からの、低栄養になる原因と対策は大変興味深いものでした。高齢者の多くは、老化により活動が減ると、食欲が減って体力がなくなっていきます。すると外で動くことが難しくなり、更に外出しなくなってしまいます。患者様が実際に体を壊してからではなく、活動力が減り食欲がなくなっている段階で、このサイクルを止めるべきです。
しかし、在宅での栄養管理は難しく、高齢者の方はコンスタントに栄養を摂取しないと生活機能が障害され、心身に影響が及びます。今後このフレイル問題が、どのように解決されていくかがこれからの課題になるそうです。
  

最後の講演は山村結さでした。彼女は「脊髄小脳変性症」という神経の病気を抱えた方です。彼女の一消費者としての声は心に響くものでした。「自分が好きなものを食べるために皆で認め合い、自分で選ぶことでその人の人権に繋がります。ただ栄養をとるのではなく、自分が納得して食べることが大切であり、打破できる問題に対してぶれないように協力してもらえれば、患者さんの食べる幅は広がる」と。
ただ「栄養を摂取」するのではなく、「美味しく食べる」ということが大事なのだなと感じました。
 
全ての講演が終了し、参加されたメーカー様(キッセイ薬品工業株式会社様、日清オイリオグループ株式会社様、キユーピー株式会社様、株式会社フードケア様、三嶋商事株式会社)の商品1 分間プレゼンの後、試食会が行われました。
 
 
今回弊社が用意した商品は、スマイルケア食の審査委員特別賞を受賞した「れんとゼリー」(株式会社奄美大島開運酒造様)をメインで展示しました。
その他にも、栄養補助食品のおいしくサポートサプリナ」(ハウス食品株式会社様)・ゼリー飲料のとろける野菜と果実(カゴメ株式会社)・水分補給ゼリーの「ラクーナ飲むゼリー」(バランス株式会社)などのサンプルも展示しました。
 
今回、来場されました医療従事者の方々に、弊社の一推しでもある「れんとゼリー」の試食をして頂きました。
「甘みがあって思っていたよりもお酒の風味がありとても美味しい」
「つるんと飲み込めて食べやすい。お酒が好きな在宅療養者の方にぜひ勧めたいですね」
「まろやかでアルコールの尖った刺激がなく、優しい味で気に入りました。」
このように味や香り、食感等の様々なご感想を頂きました。総じて評判はとても良かったです。
全体として介護食・治療食を知っていてもあまり食べたことがない方が多く、「こんな味だったのか」と驚きの反応を多く頂きました。