こんにちは!広報担当の山下です。
2月10日に当社の取組みの一つである南河内嚥下研究会が主催する市民講座が開講されました!

南河内嚥下研究会は、摂食・嚥下障害の知識と理解を深めることを目的に、管理栄養士さんが主体となって活動されています。
当社からは代表や部長が事務局として活動に携わり、これまでも勉強会に参加したり介護食の展示を行ってきました。

そして39回目となる今回は、はじめての市民講座が開講されました!
私も社内のメンバーと一緒に参加してまいりましたので、当日の様子をご紹介していきたいと思います!

 

市民講座の会場は、堺市南区にある栂文化会館でした。
そして、今回の目玉は、在宅医としてご活躍されている佐々木淳先生(医療法人社団悠翔会理事長)の特別講演です!

当社もイチ押ししている書籍『年をとったら食べなさい』(著・佐々木淳)の内容に沿ったお話をしていただきました!

\書籍はビースタイルでも販売中!/
   

講演では、「なぜ年をとったら食べないといけないのか」をとてもわかりやすく、楽しく学ぶことができました。ここから先は、先生のお話の中で特にたくさんの方にも知ってほしい!と私が感じたポイントをご紹介できればと思います。

\会場には、市民の方や医療従事者の方々が大勢集まりました/


ではさっそく…
人生の最期を考えた時、老衰やピンピンコロリを望む方も多いのではないでしょうか。
なるべく苦しまずに、家族や周りの人に迷惑をかけずに…と考えますよね。

しかし、日本では老衰で亡くなる方は全体の約5%、ピンピンコロリのような突然死も約15%なんだそうです。(15%の中には自殺や孤独死も含まれているとのこと。)

そのため、多くの人は要介護や認知症になることは避けられないのが現実です。
正直言うと、あまり受け入れたくない現実ですよね…

そのような実情を知ったうえで、じゃあ私たちはどうすればいいのか?
それは、「要介護や認知症になったときに自分らしく幸せに生きられるために備えること」ことです。
そのために重要なのが、年をとってからも「食べること」と「社会とのつながりを保つこと」です。

中には、痩せていても元気な高齢者もいますが、これまでにもたくさんの高齢者を診てこられた先生曰く、痩せている高齢者は精神的ストレスや病気で入院したときに、ふっくらしている人に比べて元気に戻ってこられる可能性が低いとのことでした。 

日本人の成人はBMI=22が標準とされていますが、高齢者はBMI22~29が適正です。
なにかあったときのための「命の貯金」だと思って、体重を2~3kg増やしておくのが良いと話されていました!

また、世界の国と比較した興味深いお話もありました。

お隣の国の高齢者施設では、高カロリー&高たんぱく質の見るからにボリューミーな食事ばかりが提供されています。
講演の中では、実際の写真も見せていただきましたが、日本人が思う「バランスの良い食事」とはかけ離れた食事内容でした。
逆に、日本と同じような食事を提供されている国は、ミャンマーだそうです。 
ミャンマーの平均寿命は60歳、世界の中でも貧困だと言われている国でもあります。
世界の中でも長寿トップの日本と、平均寿命60歳のミャンマーでは高齢者が同じような食事をしている…。 知ればいろいろと考えさせられる内容ですよね…!

お隣の国のように…とは言わずとも、年をとってからもしっかり食べて、丈夫な体を維持するためには「口腔ケア」も大切です。

汚い食器でごはんを出されても食欲が湧かないのと同じで、口内環境が良くないと食欲は低下します。
その結果、食事量が減ってしまいフレイルになってしまうケースも少なくありません。
口腔ケアをして、なるべく食形態を落とさず常食に近いものを食べることが健康状態を保つうえで重要なポイントです!


(参考:日本歯科医師会「通いの場で活かすオーラルフレイル対応マニュアル~高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施に向けて~2020年版」

食べることは栄養を摂るだけでなく、家族や友人と「時間」や「美味しさ」を共有するための大切なコミュニケーションの場でもあります。
皆さまも最期まで食べるということを大切に、いつまでも元気に人生を楽しんでいただきたいです!

――――――――――
以上、佐々木先生が講演の中でお話された内容から、一部ご紹介しました!

いかがだったでしょうか…?
ここでご紹介したお話以外にも、講演の中では日本の医療現場の実情や、薬を多用することの危険性などもお話していただき、「食事がいかに大切か」ということを強く感じました。

講演後のシンポジウムでは、「食べたい気持ち」に寄り添った活動をされている先生方の心のこもったお話を聴くことができました!

別会場で行われた“食べる”をサポートする見本市”には、介護食を販売するメーカーが25社集いました。
試食ができる展示会の開催は数年ぶりで、大盛況でした!

\当社からは直接販売担当の2名が展示ブースに立たせていただきました!/
 


当日ご来場いただいた皆さま、先生方、賛助メーカーの皆さま、誠にありがとうございました!

佐々木先生のお話で学んだ「高齢になっても食べることの大切さ」を現場の管理栄養士さんや通販のお客様へ伝えていくとともに、摂食・嚥下に関する正しい知識を身につけ、より良いお客様サービスができるよう、社員一同精進して参ります!


佐々木先生の著書『年をとったら食べなさい』が気になった方はぜひこちらからお買い求めください。
(ビースタイルで書籍1冊のみご購入の場合はネコポスでお届け可能です!)

  

こんにちは!広報担当の山下です。
早いことで、今年も残すところ10日ほどとなりました。
2023年、皆さまはどんな1年だったでしょうか?

5月には新型コロナが5類に移行し、以前の生活を取り戻せることに喜びと安心を感じておられる方も多いのではないかと思います。
当社にとっても我慢と変化の数年間でしたが、たくさんの方に支えていただき、コロナ禍も業務を継続することができました。
改めて三嶋商事 ビースタイルに関わって下さるすべての皆様に感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます!
また、4年ほどの間、私たちの命を守るために新型コロナと闘ってくれた医療従事者の皆様には心より感謝申し上げます。

さて、ここから話を本題に戻します!
コロナ禍が明け、当社では徐々に社外での展示会が復活しています。
ここ4年ほどは大勢の人が集まる勉強会や展示会は開催されることがなく、社外の方々との交流がかなり少なくなっていました。
(卸部隊では、医療機関への商品の納入時に時間制限が設けられるなど、現場の栄養士さんとの関りも減っていたとか…)

それがコロナが5類に移行されたことにより、当社のお客様でもあるH病院さんでも腎臓病患者様を対象とした勉強会を復活されました。

こちらの腎教室は年3回ほど開催されており、コロナ前の時点でなんと60回以上も開催されている、歴史ある勉強会です!
勉強会では「透析導入を遅らせるための食事療法」について、医師や管理栄養士の先生が話されています。

今年に入ってからもすでに3回ほど開催されており、当社の社員も知識向上と商品展示のために参加しています。
(勉強会の内容について知りたい方は、ぜひ下記のお役立ちブログを参考にしてみてください。)

勉強会での先生の話をもとに、当社でまとめたお役立ちブログはこちら!
・なぜ「低たんぱく」?上手なたんぱく質制限食の使い方
・無理なく続けられる!腎臓病のための簡単低たんぱく食事ガイド

(3月開催の様子)

(7月開催の様子)

(12月開催の様子)

勉強会の会場の後方では、商品カタログや弊社取扱いの低たんぱく商品を展示しました。
商品について熱心に質問をしてくださる参加者の方も多く、準備していたサンプルセットなどもお渡しさせていただきました!
私たちも数年ぶりの展示会だったこともあり、3月は反省点も多くありましたが、回を重ねるごとにスムーズに参加者の方々の対応ができるようになってきました。

なにより、腎臓病の食事療法でお困りの方から直接お話を聴くことができ、私たちの気づきにも繋がっています。


慢性腎臓病や透析については病院によって様々な考え方がありますが、当社はこちらの病院さんの考え方に共感することが多く、まずは正しい食事療法を行い、お客様にはなるべく透析の導入を遅らせてほしいと思っています。
そのために、食事制限がある方にも「食べる」という当たり前の楽しみを届けることが私たちの使命だと感じています。

2024年はさらに外部の方々との関わりを増やし、そこからたくさん学びを得られるように、そしてお客様のお役に立てるように社員一同、精進して参ります!

☆2024年2月には、当社も展示参加する特別講演がございます。
こちらは疾患の有無に関わらず、食べることの大切さを学べる講演会となっております。
参加費無料、どんな方でもご参加いただけますので是非会場へお越しくださいませ。


⇒詳細はこちら


本年もスタッフブログをご覧いただき誠にありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

こんにちは。広報担当の山下です。
前回の歯科医院のイベントに続き、11月に弊社が初出店した催事の様子をお届けします!



11月23日~29日の期間、あべのハルカス近鉄本店にて開催されていた「なめらか展」に出店しました。
名前の通り、口当たりがなめらかな食品やなめらかな肌触りの衣類など、“なめらか”をテーマにしたイベントです。
弊社が百貨店の催事に出店するのは今回が初!

初日は8時前からS部長に商品を搬入してもらった後、直接販売担当のN主任と商品の陳列や売り場の装飾を行いました。(私が散らかした段ボール箱を手際よく片付けてくれたN主任には感謝です…)

なんとか開店1時間前にはそれなりの売り場が完成し、近鉄百貨店の担当者による商品チェックが行われました。



実は、このチェックでとある商品のアレルギー表示が引っかかってしまい、確認が取れるまで販売できないというプチハプニングがありました…(無事に3日目より販売開始できました!

そんなハプニングがありつつも、無事に開店を迎えることができました。
期間中は、弊社のオリジナルエプロンを身につけた社員が日替わりで店番をさせていただきました。
ちなみに、こちらのエプロンと同じものを倉庫業務の社員は普段の業務でも身につけています!



弊社のブースでは、ご高齢の方でも食べやすいなめらかな食品(介護食)を販売させていただきました。
「介護食」と聞いて足を止めてくださる方は、やはり身近に介護が必要な方がいらっしゃる方や医療・介護に関わる仕事をされている方が多かったです。

そんな中でも、「娘が歯の矯正中で普通のごはんが全然食べられないから…」と、冷凍介護食あいーとを購入してくださったり、お酒好きの方がれんとゼリーを購入してくださったりと、普段なかなか目にしない商品に興味を持ってくださる方もいらっしゃいました。



4日目には、普段からビースタイルで買い物をしているという方も来てくださいました。
「いつもお世話になっています」とお客様から直接言っていただけるのは対面イベントならではの嬉しさでした!

介護食についてあまり知らない方でも、「もっと早くにこの商品を知ってたら母に食べさせてあげたかった」「自分が年をとったらこんなのを食べたい」と嬉しいお声が聴けた一方で、まだまだ介護や介護食を他人事と考えている人が多いのが現状なのだと感じました。

今回のようなイベントを通して、介護食はまだ関係ない、必要ないと感じている方にも少しでも興味をもっていただき、さらなる介護食の認知度アップを目指していきたいです。

お越しいただいた皆さん、誠にありがとうございました!

こんにちは!広報担当の山下です。
今回のブログでは、11/12(土)に弊社が初出展した歯科イベントについてご紹介します!

 

この日は大阪府茨木市の朝倉クリニック歯科にて、オーラルフレイルをテーマとした『健口フェスタ』が開催されました。
こちらのイベントは「いい(11)歯(8)の日」に合わせて、歯の健康に関わる様々なテーマを設けて毎年開催されているそうです。

皆さん、“オーラルフレイル”という言葉はご存知でしたか?

オーラルフレイルとは、口から食べ物をこぼす、唾や食べ物をうまく飲み込めないなどの些細な口の衰えのことです。このような軽微な衰えを見逃すと食欲低下や偏食・栄養の偏りなどが起こり、全身の機能低下にもつながるという考え方です。

今や高齢者の低栄養は深刻な社会問題です。
弊社でも、創業より行ってきた治療食・介護食の販売に加えて「フレイル」や「サルコペニア」などの予防への関心をさらに高めていくことが重要だと考えています。
・・・そんな想いもあり、今回、健口フェスタに初出展させていただきました!

イベントには代表の三嶋と私が参加し、来場された方に介護食や口腔ケア商品をご紹介させていただきました。

今回はオーラルフレイルがテーマということで、来場された方はまずは無料で舌圧測定や歯科検診を受けられていました。
舌圧測定は、専用の機器で舌の運動機能を測定します。舌の運動機能は摂食嚥下に大きく関わるので、今回のような機会に適切な評価を受けられるのはすごく良いことだと思いました!

今回来場された方は歯の治療中の方も多く、歯に対する意識が高い方は多かったのですが、「飲み込み」や「むせ」のことはあまり気にしていない、どうしていいかわからないという方が多くいらっしゃいました。
そんな方々にも展示していたゼリーを試食していただくと、「美味しいし、食べやすい!」と好評でした。

また、弊社社員イチ押しの冷凍介護食『あいーと』のやわらかさや美味しさ、種類の多さには皆さんとても驚かれていました。

◎社員イチ押しの介護食『あいーと』はこちら


(代表は数年ぶりの展示参加でした!)

この日は、30名の方にご来場いただきました。
普段からこちらの歯科医院に通院されている方も多く、アットホームな空間でお一人ずつとじっくりお話させていただくことができました。

「噛む力が弱くなったら、こういうものに頼れると知っただけでちょっと安心した」「介護食=マズいというイメージが変わった」という嬉しい声や、中には「もっとこういう食事のことを広めてください!」と熱いエールをくださった方もいらっしゃいました。

私たちが取扱う商品は、必要になってからでないとなかなか知ってもらうことも少ないですが、今回のようにたくさんの方に気軽に「介護食」に触れていただき、“こんなものがあるんだ!”と知っていただける機会を今後もつくっていきたいと感じました。



朝倉歯科医院のスタッフ様、やわらか食の展示を行っていた林兼産業株式会社の担当者様と)

皆さんこんにちは。
今回は5月28日に参加した展示会の様子をお届けいたします。

この日は、JR桜ノ宮駅近くにある大阪リバーサイドホテルにて大阪府栄養士会第9回定時総会が行われました。
それに伴い、総会が始まるまでの3時間ほど展示会が行われており、弊社も出展させていただきました!

新型コロナウイルスが流行して以降は、展示会などのイベントはほとんどが中止になっていたため、久しぶりの参加となりました。

会場には40社が集まり、流動食や栄養補助食品、自助食器、給食システムなど様々な展示が行われていました。


弊社からは直接販売担当の二名が参加し、自社商品の『みしまのたんぱく質調整米1/50』『みしまの御膳シリーズ』や取引先メーカー様の栄養補助食品などを展示しました。

(二人の腕の太さの違いはさておき…)

弊社のブースは入り口から少し離れた場所ではありましたが、展示していたエプリッチパウチゼリーに興味をもっていただく栄養士さんが多く、足を止めていただくことができました。

商品についてご説明したあとは、たくさん持参していたサンプルもお渡しさせていただきました!

総会の開始時間が近づくにつれて展示会場に集まる方も増え、会場にも活気が!
弊社のブースでも二人それぞれが来場された方をご対応させていただきました。

今回が展示会初参加となった松下も自社商品のチラシを手に、『みしまの御膳みやび』を紹介!
残念ながら『みしまの御膳』はサンプルをご用意できませんでしたが、「レンジで温めるだけだと簡単でいいね!」とご興味を持っていただきました。



来場された方はすべて栄養士さんということで、現場の声を聴かせていただいたり、お話する中で我々もたくさん学びのある時間となりました。

今後もこのように皆さまと直接顔を合わせてお話できる機会が増えることを願うばかりです…

 直接販売担当の三四です。
95日(木)・6日(金)に開催された高齢者住宅新聞様主催の「住まい×介護×医療展」に出展してきました。

当日は展示ブースの他にもセミナーやシンポジウムなどを通じたイベントを開催し様々なソリューションを提供していました。

介護系の出展企業は約40社で治療食専門の食品会社は弊社だけでした。

来場者数 合計 1,235

95日(木)580人、96日(金)655人)




PR商品の中心はやはり

PB商品のである「みしまのたんぱく質調整米1/50みしまの御膳ほのかです。
試食の提供まではできませんでしたが、多くの方に食の大切さ重要さをPRできました。

 

まだまだ治療食の認知度は非常に低いと感じました。
介護、医療従事者に向けたPR活動がもっともっと必要ですね。
国は病気になる人を減らすために栄養状態の維持そして予防の分野に着目しています。
病気になってから治療するという流れではなくなっていきている時代です。
三嶋商事の展示ブースでは商品だけではなくフレイルや脱水に関しての情報提供、小冊子の配布を随時行っております。次回ブースにお越しの際は是非ご利用ください。

皆さん、巷で話題の「フレイル」という言葉をご存知でしょうか。

フレイルとは「心身の虚弱状態」を指します。日本老年医学会が2014年に提唱した比較的新しい概念です。これからの医療介護福祉にとっても重要なキーワードになります。

そんな「フレイル」に関するイベント「第10回 在宅医療と介護を考える会」が9月20日に堺市北野田で開催されました。

私たち三嶋商事も、フレイル対策の食品を参加者様に知って頂くため、会場内での食品展示をいたしました。

今回はこちらのイベントについてお伝えさせていただきたいと思います。

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 2月23日(木)ダイワロイネットホテル堺東にて

ドクターから見た他職種連携とは?】~在宅医療と向き合うドクターからの発信~をテーマとした講習会イベントが行われました!

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