こんにちは。広報担当の山下です。
3月に入り、日中は暖かくなってきましたね!
だんだんと日が長くなってきて、春の訪れを感じます。
さて今回は、当社でも販売中の『粉飴ゼリー』と『粉飴ムース』を全種類ご紹介したいと思います!
粉飴ゼリーや粉飴ムースは、エネルギー補給をしたい方におすすめの商品です。
たんぱく質が0gで、ナトリウム、カリウム、リンもほとんど含まないのが特徴で、腎臓病の患者さんや低エネルギーになりがちな高齢者の方に利用されています。
そもそも『粉飴』とは、糖質由来のマルトデキストリンを主成分としたエネルギー補給用食品です。
マルトデキストリンとは…
トウモロコシのでんぷん(コーンスターチ)を主な原料とする糖質です。
これを酵素で分解すると、でんぷん⇒デキストリン⇒マルトデキストリン(粉飴)となります。
粉飴の甘さは砂糖の1/8程度なので一度に多くの量を摂りやすく、素早くエネルギーに換わるのが特徴です!
ゼリーやムースが苦手な方には、料理や飲み物に溶かしてお使いいただける粉末タイプの『粉飴』もございます。
(ブログの最後に紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。)
ではまずは、『粉飴ゼリー』から見ていきましょう!
粉飴ゼリーは全部で4種類、りんご味・オレンジ味・もも味・ぶどう味があります。
パッケージにも大きく書いてある通り、
1個あたりは82gで、エネルギー160kcal、たんぱく質0gです。
いよいよ開封!
と思いきや…フタが少々固め。
力一杯開けて中から液体が飛び出てきたら嫌だなと思いつつ、恐る恐る開けてみましたが、その心配はありませんでした。
離水がなく、ゼリーを傾けても汁が出てくることはありません。
ただ、ご高齢の方など指先の力が弱い方は多少開けにくさを感じられるかもしれません。
開けてみると中身はこんな感じです!
蓋を開けるとフルーツの良い香りがしました。
ゼリーは離水が少なく、ぷりんっと弾力がありそうな見た目をしています。
りんご味
オレンジ味
もも味
ぶどう味
写真だけでは想像しづらいかもしれませんが、スプーンですくった感じや口に入れた感じは、ややもったりとしています。
プルっツルっとしたみずみずしさはありませんが、フルーティですっきりとした甘さで食べやすいです。
(特に高カロリー・高たんぱくのゼリー類と比べると、口当たりや甘さが軽いので完食しやすいのではないかと思います!)
4つの味の栄養成分はすべて同じで、食物繊維が5g入っているのも嬉しいポイントです。
続いて、『粉飴ムース』を見ていきましょう。
いちご、ぶどうなどの定番の味から、レモンライムやラ・フランスといった珍しい味までバリエーション豊かな8種類が展開されています!
サイズは1個あたり52gと粉飴ゼリーより小さめなので、なるべく少ない量でしっかりエネルギーを摂りたい方におすすめです!
中身は…
名前の通り、ムースなので白っぽい色をしています。
粉飴ムースは、嚥下ピラミッドL1/学会分類2013コード1J相当の商品で、プリンのと同等の柔らかさになっています。
(下の画像をタップ・クリックすると学会分類2013の詳細をご覧いただけます)
ブルーベリー味
粉飴ムースは少しですが、離水がありました。
食感はどの味もふわっ、もっちりという感じです。
粉飴ゼリーほどフルーツの香りは強くありませんが、いちご味やぶどう味のお菓子のような甘い香りがしました。
そして気になる味ですが、
ラ・フランス味、パイナップル味、レモンライム味は、酸味のあるさっぱりした甘さなので、甘いものが苦手な方にもおすすめです。(私も甘いものがあまり得意ではないので、この3つの味がイチ押しです!)
他の味も甘ったるくなく、容量も52gとエネルギー補給のゼリーの中では小さめなので、食べやすいのではないかと思います。
特にマンゴー味は、マンゴーがもともと酸味が少なく濃厚な果物ということもあり、ムースになっても違和感のない甘みで美味しいです。
粉飴ムースも1個あたり160kcalと、ごはん約1杯分のエネルギーを補うことができます。
たんぱく質は0gで、ナトリウムやカリウム・リンも殆ど含まれていないため、腎疾患の低たんぱく質・高エネルギー食のエネルギー源としてぴったりな商品ではないでしょうか。
「ゼリーやムースはあんまり…」という方には、溶かして使う粉末タイプの『粉飴』もございます。
ソースやドレッシングに混ぜて使ったり、コーヒーや紅茶に砂糖の代わりに入れることで簡単にエネルギーアップができます!
※商品画像をタップ・クリックすると商品ページに移行します。(1kgタイプと13g×40包タイプがございます)
今回、全種類ご紹介した『粉飴ゼリー』『粉飴ムース』は、ビースタイル各店舗にて1個からご注文いただけるほか、全種類セットもございます。ぜひチェックしてみてくださいね!
今回ご紹介するお米は、たんぱく質制限が必要な方向けに作られた「低たんぱく米」です。
ご飯から摂取するたんぱく質の量を抑えることで他の食材もしっかり食べることができるため、腎臓病の方の食事療法に使用されていることが多い商品です。
たんぱく質の除去量にもいくつか種類があるので、まずは自分がどのくらいの制限が必要なのかを知ったうえで選んでいただくことをおすすめします!
今回は、炊飯(米粒)タイプの低たんぱく米7種類を比較します。
まずは炊飯前のお米から見ていきましょう!
★炊飯前のお米
●キッセイゆめ1/5
キッセイゆめ1/5は、米粒が縦に長い形をしています。
ふつうのお米と比べると、お米の表面が乾燥していてカサカサしています。
色は、他のお米と比べて若干黄みがかった色をしています。
●たんぱく質1/12.5越後米粒タイプ
たんぱく質1/12.5越後米粒タイプは、キッセイのお米に比べると米粒に丸みがあります。
米粒のサイズは少し小さめです。
こちらも表面は乾燥していて白っぽくなっています。
●キッセイゆめ1/25
キッセイゆめ1/25は米粒の形が均一ではなく、一粒一粒が小さいのが特徴的です。
米粒がくっついていたり、欠けてしまっているものもありました。(たんぱく質を除去することで通常より米粒が脆くなってしまうためです)
お米はかなり乾燥していて、ボロボロとした感じです。キッセイゆめ1/5は少し黄みがかった色をしていましたが、こちらは真っ白でした。
●たんぱく質1/25越後米粒タイプ
たんぱく質1/25越後米粒タイプは、たんぱく質1/12.5越後米粒タイプと見た目がよく似ています。
米粒がくっついているものはほとんどありませんが、キッセイゆめ1/25と同じようにお米が欠けてしまっていたりと均一ではないのが写真からもわかります。
たんぱく質の除去量が増えるとお米が脆くなってしまうのかもしれませんね…
●たんぱく質調整米 真粒米1/25
たんぱく質調整米 真粒米1/25は、これまでに紹介したお米と見た目にも明らかに違いがあります。
まず、お米の色は白っぽさがなく透明に近い色をしています。写真では器の色が透けて黒っぽく見えています。
また、お米の表面が乾燥している感じはなく、米粒一つ一つの形がきれいに残っているのも特徴的です。
●みしまのたんぱく質調整米1/50
みしまのたんぱく質調整米1/50も、真粒米1/25と同じく透明に近い色をしています。
米粒一つ一つををよく見てみると、気持ち程度ですが、真粒米1/25より細長い形をしていました。
お米の表面はツヤっとしていて、米粒一つ一つの形がきれいに残っています。
みしま米はパッケージが茶色なので、袋に入っている状態ではお米が黄色っぽく見えることもありますが、取り出して比べてみると黄色っぽさはあまり気になりませんでした。実は、この茶色の商品パッケージにも三嶋商事の想いが詰まっています!
卸問屋がなぜプライベートブランド商品を販売?
⇒みしま米開発ストーリーはこちら
●たんぱく質調整米 真粒米1/50
たんぱく質調整真粒米1/50の見た目は、真粒米1/25とほぼ同じです。
半分に欠けてしまっている米粒もいくつかありますが、パッと見たかぎりでは米粒がきれいな形をしています。
続いては、炊飯後の見た目や味、食感などを比べていきます!
★炊飯後のお米・味・食感など
今回、せっかくの機会なので社員も試食をしてみましたが、味の好みはほんとに人それぞれです…。
ふつうのお米と比べると、どの低たんぱく米でも多少の食べづらさはあります。
ここから紹介するのもあくまで個人の感想ですので、参考までにご覧いただければと思います!
●キッセイゆめ1/5
炊飯後にお米の粒がつぶれることもなく、ふっくら炊き上げることができました。
見た目は、ふつうのお米ともほとんど変わらないです。
今回紹介するお米の中では、こちらのお米が一番たんぱく質の除去率も少ないので、味も比較的食べやすいのではないかと思います。
●たんぱく質1/12.5越後米粒タイプ
炊飯前はお米の表面がかなり乾燥していましたが、炊飯後はお米がツヤっとしています。
食べてみても、お米一粒一粒をしっかり感じられるのが特徴です。
お米の食感を大切にしたい方や、固めのごはんが好きな方に特におすすめです。
味もふつうのごはんに近く、食べやすいです。
●キッセイゆめ1/25
炊飯前の米粒も小さかったこともあり、炊飯後も一粒一粒は小さめでくっつきやすくなっています。
水加減にもよると思いますが、べたつきが少し気になりました。
お米の食感をしっかり感じたい!という方にはあまりおすすめではないかもしれません…
●たんぱく質1/25越後米粒タイプ
炊飯後の見た目は、たんぱく質1/12.5越後米粒タイプより米粒が小さい(欠けているものが多い)印象です。
ですが、食べてみるとお米の粒感をしっかり感じられました。
越後シリーズはキッセイゆめシリーズに比べ、加水量が少なく、お米一粒一粒の食感を楽しめるのが特徴です!
●たんぱく質調整米 真粒米1/25
写真では伝わりづらいかもしれませんが、炊飯後のお米は透明がかっています。
お米一粒一粒を感じることができますが、越後シリーズとはまた違った食感で、こちらのほうがモチモチ感が強く、ごはんがくっついて塊になりやすいです。
こちらはビースタイルでも人気の低たんぱく米です!
●みしまのたんぱく質調整米1/50
炊飯後の真粒米1/25とよく似た見た目をしています。食感もモチモチしているのが特徴です。
みしま米は業界初のたんぱく質を1/50に低減したお米で、炊飯後のたんぱく質はほぼ0に調整されています。
たんぱく質の制限が厳しい方にも“美味しく食べてもらえるもの”にこだわって作られた商品です。
「美味しさは抜群と思う」とのお声をいただいたお客様もいらっしゃいます!
「ごはんから摂取するたんぱく質をなるべく少なくしたい」「美味しく食べて食事制限をしたい」という方には是非お試しいただきたいです!
●たんぱく質調整米 真粒米1/50
こちらもたんぱく質を1/50にカットしたお米です。
みしま米と同じく、透明で少し黄みがかった色をしています。
モチモチ感がありお米がくっつきやすいので、炊飯後は早めにラップに包んで冷凍しておくのがおすすめです。
ここまで炊飯後のごはんの味や食感を紹介しましたが、やはり味の好みや食べやすさは人それぞれです。
「いくつか低たんぱく米を食べ比べて、自分の口に合うごはんを探したい!」
そんな方には、ビースタイルで販売中の『ごはん食べ比べセット稲穂』がおすすめです!!
(パックタイプの低たんぱく米5種類を食べ比べできます。しかも送料無料!)
下記の画像をタップ・クリックすると詳細をご覧いただけます。
★1膳あたりの価格、栄養成分値
最後に、今回ご紹介した7つの低たんぱく米の栄養成分値を比較しています。
「いま食べているものから別のお米に変えようかな…」という方はぜひ参考にしてみてください!
1/25や1/50にたんぱく質が調整されたお米は数種類ありますが、価格や栄養成分にもそれぞれ違いがあることがわかります。
すべて食べてみた感想としては…
●お米の食感よりも味を重視したい方⇒キッセイゆめシリーズがおすすめ!
●しっかりお米の食感を楽しみたい方⇒越後米粒タイプシリーズがおすすめ!
●モチモチしたお米が好き、たんぱく質を抑えながらカリウムを0に抑えたい方⇒たんぱく質調整米 真粒米シリーズがおすすめ!
●たんぱく質・リン・カリウムを制限しつつ、なるべく安く購入したい方⇒『みしまのたんぱく質調整米1/50』がおすすめ!
みしま米は商品パッケージの裏にお米の炊き方や保存方法も載っているので、はじめて低たんぱく米をご購入される方でも安心してお試しいただけます。
★今回紹介した低たんぱく米のご購入はこちら
※商品名をタップ・クリックすると商品ページに移行します。
・キッセイゆめ1/5(5kg)
※ビースタイルでは2袋セットでの販売となります。
・たんぱく質1/12.5越後米粒タイプ(1kg)
・たんぱく質1/25越後米粒タイプ(1kg/お得用1.8kg)
・キッセイゆめ1/25(1kg)
・たんぱく質調整米 真粒米1/25(1kg/3kg)
\社員イチ押し!/
・みしまのたんぱく質調整米1/50(3kg)
・たんぱく質調整米 真粒米1/50(2kg)
「炊飯器で炊くのは面倒…」「1食分ずつ分けられている方がいい!」
そんな方にはトレータイプ(パック入りごはん)がおすすめです。
⇒トレータイプ(パック入りごはん)を探す
低たんぱく米にもたくさん種類がございますので、ご自身に必要な制限を知ったうえで、お気に入りの商品を見つけてみて下さいね!
こんにちは。
vol.1に続き、とろみ剤の比較をやっていきたいと思います!
★まだvol.1を読んでいないという方は下記をタップ・クリック↓
⇒とろみ剤の特徴を徹底比較!(ネオハイトロミールシリーズ)
今回使用したとろみ剤はこちら↓
・ソフティアS(ニュートリー株式会社)
・つるりんこQuickly(株式会社クリニコ)
・トロミアップパーフェクト(日清オイリオグループ株式会社)
・トロミパワースマイル(ヘルシーフード株式会社)
4種類とも医療・介護の現場で使用されていることも多い商品なのではないでしょうか。
ではさっそく、これらのとろみ剤を使って水に濃いとろみ(ケチャップくらいの濃度)を付けて、比べていきたいと思います!
前回と同様、
①粉末の溶けやすさ、ダマになりにくさ
②とろみが付くまでの早さ
③透明度 の3つに注目します。
■とろみの目安
・ソフティアS、つるりんこQuickly、トロミアップパワースマイル:100mlの水に粉末3g
・トロミアップパーフェクト:100mlの水に粉末2g(分包2/3袋)
※商品のパンフレットやパッケージに記載されている添加量を参考にしています。
①粉末の溶けやすさ、ダマになりにくさ
粉末自体の溶けやすさを調べるため、水に粉末を加えてそのまま10秒ほど置いてからかき混ぜました。(※正しいとろみの付け方は、とろみ剤を入れてすぐにかき混ぜます)
※左半分のみ、ダマに印を付けています。
今回比較してみて、とろみ剤によってダマの形状が違うことがわかりました。
ソフティアS、つるりんこQuickly、トロミアップパーフェクトは小さな円型のダマができたのに対して、トロミパワースマイルは、もわっとした層のようなかたまりができました。
4種類の中では、つるりんこQuicklyがほとんどダマもできず、キレイに溶けました!
混ぜ始めには小さなダマがいくつもできて少し心配になりますが、混ぜていくうちにほとんどなくなっていました。
一方、トロミアップパーフェクトは一度できてしまったダマを溶かし切るのは少し難しかったです。
他のとろみ剤以上に、液体に粉末を入れた後はすぐにかき混ぜることが、きれいにとろみを付ける重要なポイントになることがわかりました。
②とろみが付くまでの早さ
それぞれのとろみ剤を使って濃いとろみを付けるとき、どのくらいスピードに差があるのか感覚をもとに比較しました。
・混ぜ始めてからとろみが付き始めたと感じるまでの時間
・その後さらにとろみが付いて液体が重く感じるまでの時間
・ダマがなく濃いとろみが付くまでの時間
※こちらはあくまでも個人的な感覚です。
<ソフティアS>
<つるりんこQuickly>
<トロミアップパーフェクト>
<トロミパワースマイル>
今回の結果では、ソフティアSとつるりんこQuicklyが約1分ほどでダマのない濃いとろみが付きました。
それに比べ、早かったのがトロミアップパーフェクトとトロミパワースマイルです。
特にトロミパワースマイルは、とろみが付いてきた!と感じてから、液体がもったりしてくるのがとても早いです!
とろみの出現スピードを重視される方にはおすすめです。
③透明度
粉末がすべて溶け、濃いとろみがついた状態の液体の透明度を比較します。
(とろみ剤を入れてすばやく1分ほどかき混ぜると、ダマがなくきれいに溶け切りました。)
写真からも見てとれるように、トロミアップパーフェクトとつるりんこQuicklyは透明度がかなり高いです。水でこれだけの透明度を保っているので、お茶や味噌汁などに溶かしても白っぽく濁ることもないと思います。
ソフティアS、トロミパワースマイルもスプーンですくって見てみると、濁りは気にならない程度でした。
以上、4種類のとろみ剤比較でした!
最後に、今回比較してわかったそれぞれの特徴と商品規格を紹介しています↓
大容量のものや持ち運びに便利なスティックタイプまで、様々なサイズがございますので用途に合わせてご使用ください。
ソフティアS
溶けやすさ・スピード・透明度の3つがバランス良く、使いやすいとろみ剤です。
また、味噌汁や牛乳などさまざまな液体にほぼ同じ添加量でとろみが付けられるのがポイントです。
★画像をタップ・クリックすると購入ページに移行します
つるりんこQuickly
とろみ剤を初めて使用される方や、あまり使い慣れていない方に特におすすめしたいとろみ剤です。
簡単に、ダマもなく透明度の高いとろみを付けることができます。
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トロミアップパーフェクト
とても透明度が高いので、もとの液体の色をきれいに保ちたい場合におすすめです。
また、他のとろみ剤に比べて少ない量で素早くとろみが付くのもポイントです。
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トロミパワースマイル
なんといっても、とろみの出現の早さがピカイチです。
また、個人的には他のとろみ剤に比べてしっかりとろみが付いたように感じました。
★画像をタップ・クリックすると購入ページに移行します
ビースタイルではその他にもとろみ剤を取り扱っております。
★ビースタイル本店で他のとろみ剤を探す
★とろみ剤の比較ブログvol.1(ネオハイトロミールシリーズ)を読む
とろみの程度(付き具合)を視覚化して、安定したとろみを提供したい!という方には、こちらのキットを使っていただくのもおすすめです。(画像をタップ・クリックすると詳細をご覧いただけます)
こんにちは。
タイトルの通り、今回はとろみ剤の徹底比較をやっていきたいと思います!
とろみ剤とは食べ物や飲み物に加えて混ぜることで、温度に関係なく適度なとろみをつけ、食べ物を飲み込みやすくすることができる粉末状の食品です。
中でも、消費者庁の許可を受けた商品は特別用途食品の一つである「とろみ調整用食品」としてマークが表示されています。
高齢化により介護食の需要が増えていることもあり、最近ではスーパーやドラックストアでもとろみ剤を見かけることが増えてきました。
とは言っても売られているのは1種類だけのことがほとんど…
かと言って、専門のネットショップなどを調べると、いろいろな種類が出てきてどれを選べば良いのかわからない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ということで、今回は3つのとろみ剤を比較してみました。
使用したのはこちら↓↓↓
弊社の卸・通販でも人気のとろみ剤、株式会社フードケアさんのネオハイトロミールシリーズです。
・ネオハイトロミールNEXT
・ネオハイトロミールスリム
・ネオハイトロミールⅢ
今回はこの3つの商品を使って、水に濃いとろみ(ケチャップくらいのとろみ)を付け、次の3つのポイントに着目し、比較していきます。
①粉末の溶けやすさ、ダマになりにくさ
②とろみが付くまでの早さ
③透明度
■とろみの目安
ネオハイトロミールNEXT、ネオハイトロミールスリム:100mlの水に粉末3g(分包1袋)
ネオハイトロミールⅢ:100mlの水に粉末2.2g(分包は1袋2.5g入り)
※商品のパンフレットやパッケージに記載されている添加量を参考にしています。
①粉末の溶けやすさ、ダマになりにくさ
粉末自体の溶けやすさを調べるために、水に粉末を加え、そのまま10秒ほど置いてからかき混ぜました。(※正しいとろみの付け方は、液体をかき混ぜながらとろみ剤を加えます)
水に溶けやすくダマになりにくいのは、ネオハイトロミールⅢ>ネオハイトロミールスリム>ネオハイトロミールNEXTという順番になりました。
ネオハイトロミールⅢとネオハイトロミールスリムは水に分散するのが早く、ぱっと見ただけではダマも気にならない程度まで粉末が溶け切りました。(※召し上がる際はダマを取り除いてください)
②とろみが付くまでの早さ
それぞれのとろみ剤を使って濃いとろみを付けるとき、どのくらいスピードに差があるのか感覚をもとに比較しました。
・混ぜ始めてからとろみが付き始めたと感じるまでの時間
・その後さらにとろみが付いて液体が重く感じるまでの時間
・ダマがなく濃いとろみが付くまでの時間
※こちらはあくまでも個人的な感覚です。
<ネオハイトロミールNEXT>
<ネオハイトロミールスリム>
<ネオハイトロミールⅢ>
使用するとろみ剤によって多少違いはあるものの、水やお茶であれば30~40秒程度でとろみが付くことがわかりました。実際に混ぜてみて、ネオハイトロミールⅢはとろみが付くのがかなり早いという感覚がありました。
今回は水を使用したのでスピードに大きな差はありませんでしたが、とろみが付きにくいと言われているたんぱく質が多い食品(牛乳や濃厚流動食など)や酸性の食品(果汁100%の飲料など)は、使用するとろみ剤の特徴によってスピードに差が出るのではないかと思います。
また機会があれば牛乳や味噌汁でも試してみたいと思います!
③透明度
粉末がすべて溶け、濃いとろみがついた状態の液体の透明度を比較します。
(とろみ剤を入れて素早く40秒ほどかき混ぜると、3種類ともダマがなくきれいに溶け切りました。)
写真からもわかるように、ネオハイトロミールNEXTでとろみを付けた水は白っぽくなりました。ガラスのコップに入っていると白っぽさが少し気になってしまいますが、スプーンですくって見てみるとあまり気になりませんでした。
一方、ネオハイトロミールスリムとネオハイトロミールⅢは、比較的透明度が保たれているように感じました。色が付いている飲み物であれば、とろみ剤を入れる前の液体の色とほとんど変わらないのではないかと思います。
以上、ネオハイトロミールシリーズの比較でした!
今回やってみた結果としては、3つの中でネオハイトロミールⅢが一番バランスの良いとろみ剤であることがわかりました。また、他の2つのとろみ剤に比べて少量でとろみが付くのが大きなポイントです。
個人的には、とろみが付くスピードが3つの中でピカイチだったように感じます!
★画像をタップ・クリックすると購入ページに移行します
水やお茶にとろみを付けるのであれば、ネオハイトロミールスリムもネオハイトロミールⅢとほぼ同等のスペックを持ち合わせていることがわかりました。
使いやすく、ネオハイトロミールⅢに比べると少しコストを抑えられるので、毎日飲む水分のとろみ付けなどにオススメです!
★画像をタップ・クリックすると購入ページに移行します
ネオハイトロミールNEXTは、とろみを付けたときに白っぽくなってしまうことが少し気になりましたが、これも液体が変わればさほど気にならないかもしれません。正しいとろみの付け方をすると、ダマもできず、しっかりとろみが付きました。
そして、ネオハイトロミールNEXTは使いやすさだけでなくコストパフォーマンスが高いことが特徴です。
とろみ剤は介護食の中で使用頻度や使用料が多い食品なので、安いに越したことはありません…!
ネオハイトロミールⅢの6割程度の価格でお買い求めいただけます。
★画像をタップ・クリックすると購入ページに移行します
今回紹介した3つのとろみ剤は、分包サイズだけでなく400gや500g、2kgなどの大容量サイズも販売されています。
ご家庭ではコストの抑えられる大容量サイズ、持ち運びには分包サイズとシーンによって使い分けていただくのが良いのではないかと思います!
他のとろみ剤の比較も今後アップしていく予定ですので、ぜひご参考にしていただけると嬉しいです。
★ビースタイル本店で他のとろみ剤を探す
とろみの程度(とろみの付き具合)を視覚化して、安定したとろみを提供したい!という方は、こちらのキットを使っていただくのもおすすめです。
★詳しくはこちら
こんにちは!
三嶋商事の山下です。
今回は、炊飯後の低たんぱくごはんの保存方法や温め方についてご紹介させていただきます!
弊社ネット通販ショップ ビースタイルでも販売中の『低たんぱく米』には、大きく分けてトレータイプと米粒タイプの2種類があります。
トレータイプに比べ、米粒タイプは
☑1膳あたりの価格が安い
☑必要な量を炊飯できる
☑ゴミが少ない等のメリットがあります。
その反面、炊飯した後のごはんの保存方法や再加熱の方法に悩まれている方が多いようです。
実際に私たちの元にも「炊きたては美味しいけど再度食べようとするとごはんが固くなってしまう」というお声をいただいておりました。
(通常の白米に比べると、炊飯直後でも米粒がまとまりやすい特徴があります)
そこで今回は米粒タイプのお米を炊飯した後、①常温②冷蔵③冷凍の3つのパターンで保存し、それぞれ温め直した際の固さや美味しさの比較をしてみました!
今回使用したお米はこちら。
弊社のPB商品でもある『みしまのたんぱく質調整米1/50』です。
今回は炊飯器を使用し、炊きあがりの柔らかさが「ふつう」になるように炊飯しました。
☆みしま米の炊き方(炊飯器バージョン)動画を見る⇒こちら
炊飯後はごはんをほぐし、温かいうちにごはんを薄く平らにしてラップに包みます。
このとき、ごはんをたくさんを入れたり、丸めてしまうとレンジで温めた時にムラができてしまうため、1膳分(160g程度)をひとまとめにするのがポイントです。
この状態で①は室温(20℃前後)で保存、②と③は30分ほど室温に置き、粗熱がとれてから冷蔵庫/冷凍庫に入れました。
1日経過後・・・
①②は加熱せずにそのままの状態の固さも確認し、食べてみました。
まず、炊飯後に常温で置いておいたごはんがこちら。
ごはんをお箸で軽くほぐすと、コロっとした小さなかたまりがいくつかできました。
食べてみたところ、炊きたてに比べて低たんぱく米特有の香りがかなり強く感じました。
口に入れた瞬間は「固い」と感じましたが、粘り気はあまりなく、噛むと簡単に米粒一つ一つがばらけていくような印象でした。
(暑い時期の常温保存は腐敗の原因になりますのでご注意ください)
続いて、冷蔵していたものがこちらです。
お箸で少し触るだけでかなり固いことがわかりました。
①に比べてほぐれにくく、ごはんが団子のようになってしまいました。
食感もお米一粒一粒が固く、しっかり噛む必要がありました。
低たんぱく米の香りは①に比べると薄くなっているように感じます。
続いて、②③をラップに包んだままそれぞれ電子レンジで加熱しました。
②600Wで40秒 ③600Wで2分
固くなってしまっていた冷蔵ごはんですが、レンジで温めると…
冷凍していたごはんは…
どちらもレンジから取り出すと簡単にほぐれるくらいの柔らかさになっていました。
固さはかなり改善されたように感じましたが、先ほどのものと比べると粘り気が増しました。団子にはなっていないものの、米粒同士がくっつきやすく、お箸にも米粒が張り付いていました。
食感や味は炊きたての低たんぱく米と大きな差はなく、美味しく食べることができました。
ここで感じたのは、レンジで温めた後はすぐに食べた方が良いということ!
再加熱したごはんは粘り気が増してまとまりやすくなっているため、そのまま置いておくと団子のようにまとまってしまいます。
通常のごはんであれば、冷ごはんも好きという方もいらっしゃるかと思いますが、低たんぱく米に関しては温かい状態で食べていただくことをおすすめします。
そして、もう一つ!
今回余ったごはんを③と同様に冷凍していたので、さきほどとは違った方法で解凍してみました。
先ほどは一気に2分間加熱しましたが、今回は次のようにしてみました。
ラップのまま600Wで40秒間加熱⇒レンジから取り出し、ごはんをほぐす⇒ラップに包み再度600Wで40秒間加熱する。(途中で取り出したときにごはんが凍っている場合は追加で温めてください)
ごはんをほぐした後はラップに包み直し、温めすぎに注意しながら再度温めます。
2回目の加熱が終わった状態がこちらです。
通常のごはんと比べると米粒同士のくっつきが少し気になるかもしれませんが、今までの中で一番固さと粘りが抑えられていました。
先ほどまではお箸にごはんの塊が張り付いている状態でしたが、今回は塊のまま張り付くということはありませんでした。
食感や味は先ほどまでと大きな差はなく、美味しく食べることができました。
少し手間はかかりますが、今回試した中では一番おすすめの方法でした!
低たんぱく米の保存方法に悩まれている方や、再び食べるときに固くなってしまうという方はぜひ参考にしてみて下さいね!
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