こんにちは。
突然ですが、皆様このマークはご存知でしょうか?
最近、街中や駅などで目にする機会が多くなってきたように思います。
このマークのピンバッチをスーツにつけている人を見かけたことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
恐らく一度は目にしたことがあるこのマーク、何を意味しているのでしょう?
こちらは『SDGs』という国際目標のロゴです。
今回はこの『SDGs』について、少しお話していきたいと思います。
まずはこの『SDGs』とは何?ということですが、
何だかむずかしい・・・
ざっくり意味を考えると、
国際目標であることから、これからの世界について考えるうえで重要なものであることは理解できますね。
では、先ほどの説明に補足を加えながら、もう少し気楽に説明していきたいと思います。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称であり、
“エスディージーズ”と読みます。(エスディージーエスではないのでご注意!)
日本語に訳すと、「持続可能な開発目標」となります。
「持続可能な開発目標」と言われても、どういうこと?難しく感じてしまいます。
「持続可能な開発」というのは、
“いま生活している私たちが必要としていることを満たすだけでなく、将来生活する人々にとっても必要であるものを失わないようにした開発である”と考えられます。
SDGsは、よりよい世界をつくるために2030年までに世界で達成すべき目標であるということですね。
はじめの説明でも述べたように、SDGsは17のゴールと169のターゲットから構成されています。
それでは、17のゴールと169のターゲットを見ていきましょう!
(画像をクリック・タップすると17のゴール、169のターゲットをご覧いただけます)
カラフルなアイコンと共に示されているのが17のゴールです。
17のゴールは、先進国・途上国すべての国を対象に考えられており、
環境に対するもの ⇒ 6、7、12、13、14、15
社会に対するもの ⇒ 1、2、3、4、5、11
経済に対するもの ⇒ 8、9 に大きく分類することができます。
冒頭で登場したドーナツ状のアイコンは、17の目標が相互につながり、関係していることから丸い輪になって表されているようです!
そしてこの17のゴールを達成するためにさらに細かく設定されているのが169のターゲットです。
各ゴールに対して、それぞれ10項目前後のターゲットが設定されています。
(169のターゲットは上の画像をクリック・タップすることでご覧いただけます)
ここで当社の事業に大きく関係する17のゴールの
「3.あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」
を見てみましょう。このゴールの中には、
3.1 2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する。
3.5 薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する。
などのターゲットが設定されています。
ターゲットには、3.1のように目標とする数字が明確に示されているものもあれば、3.5のようにすぐに数値化することが難しい目標も含まれています。
わかりやすく例えるならば、「強いチームになる」という目標(SDGsの17のゴールにあたる)を立てるとき、「強いチーム = 試合で勝てるチーム」とするのであれば、これに対するターゲットは
“シュート成功率を〇〇%にする”
などの数値目標だけでなく
“ディフェンスを強化する ”
など、具体的に数値化することが難しいものも考えられる、ということです。
目標となる数字が明確に表わされていないと目標達成へのプロセスが見えにくく、難しく感じてしまいそうですね。
ですが、このような目に見えない目標こそ一人ひとりが自分事として考える必要があるのではないかと思います。
当社は治療食・介護食など、食品を取り扱う会社であることから、まずは食品ロス問題が含まれる
「12.つくる責任・つかう責任」
に取り組むべきだと考えています。
そして、当社の経営理念である
「地域医療に貢献できる企業できる企業になる みんながハピネス」は、
「3.すべての人に健康と福祉を」「11.住み続けられるまちづくり」
に当てはまると思います。
堺市が取り組む人口減少や高齢化などの課題解決に向けて、当社もできることを一つ一つ行っていきたいと思います。
SDGsの取組みは堺市だけでなく、各都道府県や市など、それぞれの集団が目標を立てて取り組みを始めています。
自分の住む街・働く街がどんなことを目標に掲げて取り組んでいるのかを知り、そのために当社そして自分にできることを少しづつでも実行できるといいなと思います。