2月15日に開催された『みしまの研究室WEBセミナー』のレポートをお伝えします!
今回は、株式会社宮源 菊地様を講師としてお迎えし『加熱不要のゲル化剤「ミキサーゲル」を使った簡単介護食作りのご紹介』というテーマでセミナーを実施しました。
とろみ剤とゲル化剤の違いや「ミキサーゲル」について学ぶことができました。
今回のテーマにもあるように、ミキサーゲルは加熱不要という特徴を持った便利なゲル化剤です。
その活用方法と併せて、さっそくレポートをお伝えします。
ミキサーゲルは、株式会社宮源が2007年に発売を開始したゲル化剤です。
なんといってもその特徴は、ゼラチンや従来のゲル化剤に必要だった加熱や冷却の作業が必要ないことです。
一般的なゲル化剤を使用した介護食は、
① 食材とだし汁を一緒にミキサーにかける
↓
② ①を鍋に移しゲル化剤を加え、混ぜながら85℃以上になるまで加熱
↓
③ 冷蔵庫で冷やし固める
↓
④ 盛付けて完成 と、少なくともこれくらいの工程が必要になります。
一方ミキサーゲルを使用すると、②の加熱や③の冷却の工程が必要ありません!
洗い物も少なく、調理方法も簡単です。
また、ミキサーゲルはフードプロセッサーやハンドミキサーなどの器具でも調理できるそうです。
商品パッケージにもあるように手で混ぜるだけでムースゼリーになるため、食材をしっとりまとめる程度であればミキサーなしで調理も可能です。
こちらの動画では、調理方法をご覧いただけます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
◇ミキサーゲルを使用し、焼き魚をゼリー化する方法
⇒加熱不要のミキサーゲルを活用したゼリー食作り
◇ミキサーゲルを使用し、刻み食をまとめる方法
⇒混ぜるだけで簡単にできるキザミ食のゼリー寄せ
ではここからは、とろみ剤とゲル化剤の違いなどを簡単にご説明していきます。
飲み込む機能が低下したり、障害があるとサラサラした水のような「粘度の低い液体」は、スムーズに飲み込みにくくなります。そのような物性のものは喉へ流れ込むスピードが速く、誤って気管に入ってしまうと『誤嚥』を引き起こします。
(画像引用:ビースタイル本店 とろみ剤の選び方)
とろみ剤は、液体にとろみをつけることで喉へ流れ込むスピードを遅くし、誤嚥予防と飲み込みしやすくするために粘度調整を行う目的があります。
一方、ゲル化剤は液体をゼリー状やムース状の塊にすることで食べ物や飲み物を飲み込みしやすくする目的があります。
飲み込みを助けるという意味ではどちらも同じですが、固形化できる・できないという違いがあります。
とろみ剤はたくさん使用しても液体を固形化することはできません!
べたついてしまって逆に飲み込みにくくなり、誤嚥や窒息の原因となることがあるので適切な粘度調整が必要です。
とろみ剤とゲル化剤の特徴や違いを理解して、両方を上手に使いこなすことができれば介護食作りの幅も広がるのではないでしょうか。
また、ミキサーゲルのような簡単・便利な商品を使うことによって、調理の負担軽減にも繋がるはずです!
ミキサーゲルの商品ページはこちら
⇒ビースタイル本店 ミキサーゲル700g
ビースタイルでは、その他ゲル化剤やとろみ剤を多数取扱っております!
⇒ビースタイル<とろみ調整食品>
⇒ビースタイル<固形化調整食品(ゲル化剤)>
以上、第21回みしまの研究室レポートでした!
次回【3月16日開催】みしまの研究室WEBセミナーについてはこちら
→第22回みしまの研究室WEBセミナー【腸内フローラの重要性と食物繊維の働き】
お申込み期限は3月11日(金)です。
たくさんのご参加お待ちしております!!
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