こんにちは!広報担当の山下です。
2025年がはじまり、あっという間に1ヶ月が経ちました。
いまは普段の生活リズムを取り戻した方がほとんどだと思いますが、少しお正月のことを思い出していただきたいのです...

毎年お正月の時期になると、こんなニュースを目にしませんか?

「高齢者が餅をのどに詰まらせ…」という新年のショッキングなニュースです。
実際に、今年の正月三が日にも東京都内では73歳~84歳までの男女9人が餅をのどに詰まらせて救急搬送されており、うち2人が死亡しています。(東京消防庁)

また、このような事故を避けるために、高齢者施設によっては餅を提供をしないなど、「お餅を食べたくても食べられない」「食べさせてあげたいけど、窒息するのが怖いから食べさせてあげられない」という虚しく、残念な想いをしている方がいます。

そんな高齢者や嚥下困難な方でも食べられる大福餅風菓子、『おかゆ大福』を作られている和菓子屋さんが三重県にあると知り、私たちは居ても立っても居られずお店を訪ねました。



伊賀流忍者や松尾芭蕉の生誕の地として知られる三重県伊賀市。
江戸時代より本町通に位置し、藤堂藩御用商人として創業した老舗和菓子屋桔梗屋織居(ききょうやおりい)さんです。
ほのかに甘い香りが広がる店内には、伝承と創意工夫をこらした和菓子が数多く並びます。

そして、それらの和菓子と同じようにショーケース並ぶ『おかゆ大福』を発見!!



『おかゆ大福』の考案者であり18代目店主の中村伊英さんは、2013年のお正月に起きた身内の餅による事故をきっかけに、約10年間の試行錯誤を重ね、『おかゆ大福』を完成させました。

今ではメディアに取り上げられることも多く、全国各地の高齢者施設などから注文が入り、一日に100個ほど売れる人気商品だそうです!
(ネットショップでは商品のお届けまで待ちが出ていることも...!)



見た目は大福そのもの。きれいな白色でふわっとしたやわらかさです。
『おかゆ大福』と一般的な大福の大きな違いは、“食べやすさ”にあります。
一般的な、もち米で作られた餅は伸びが良く、粘りがあるため口の中や喉に貼り付きやすく、高齢者や嚥下が困難な方にとっては飲み込みづらいことがあります。

一方で、『おかゆ大福』は非加熱加工のうるち米で作った米粉生地を使用しており、伸びが少なく歯切れが良いのが特徴です。
中に包まれたこしあんも、さらさらと口溶けの良いものになっています。
味や香りは確かに今までの大福と同じ、でもお餅の食感は新しい!!そんな大福です。

老舗の和菓子屋さんが作る『おかゆ大福』には、医療従事者や介護従事者からも喜びの声がたくさん寄せられています。



弊社の社員も「お餅と同じ香りや味がするのがすごい!」「食べやすくて美味しい!」と絶賛でした。
高齢者や嚥下困難な方だけでなく、どなたでも美味しくいただくことができる大福です。

中には、『ヤクルト入りおかゆ大福』といった画期的な商品も!
非加熱加工で作られるおかゆ大福の特徴を活かし、ヤクルトに含まれる(熱に弱い)乳酸菌をそのまま食べることができる大福です。

その他にも「桜もち仕様」「月見もち仕様」「サンタクロース仕様」など季節に合わせたおかゆ大福があったり、紅白仕様や焼き印をオーダーできるなど、和菓子屋さんならではの嬉しいサービスがあります。
和菓子屋さんで手土産を選ぶ感覚で、介護スイーツを贈ってみるのはいかがでしょうか...?

当社やビースタイルでは『おかゆ大福』のお取扱いはないですが、ぜひたくさんの方に知っていただき、食べていただきたい、私たちもイチ押しの介護スイーツです。
ぜひご賞味ください!!

【メディア紹介】
CBCラジオ
メーテレ「UP」
中日新聞
プレジデントオンライン

【おかゆ大福のご購入はこちら】
◆菓子処 桔梗屋織居
三重県伊賀市上野東町2949
定休日:第2・第4火曜日
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