皆さま、こんにちは。ブランディング担当の山下です。
12月7日(日)、関西大学梅田キャンパスにて「第11回 産学連携かちぞうzemi」の最終報告会が開催されました。

「かちぞうzemi」とは、学生と企業がコラボレーションし、対話を通じて新しい価値を創造(価値創造=かちぞう)する実践的な学びの場です。
弊社は昨年に続き、2度目の挑戦となりました。

今回は、京都産業大学 柴野ゼミBチームの皆さんと共に取り組んだ、半年間の活動レポートをお届けします!
★6月に行われたキックオフミーティングの様子はこちらのブログでご覧いただけます!

◆私たちのテーマ「若者が生きやすい世の中にするために」
今回、私たちが掲げたテーマは 「今ある医療(透析治療)のかたちを見つめ直し、若者世代が生きやすい世の中にするために何ができるか?」 という、病気と未来の社会に切り込むシビアで深い課題でした。

キックオフミーティングの後、7月には柴野ゼミの学生の皆さんに弊社へお越しいただきました。
弊社の事業紹介をして医療や透析業界について理解を深めていただくとともに、低たんぱく食品の試食会を実施しました。

はじめての低たんぱく食品を食べた感想は…

「想像以上に美味しい!」

知らず知らずのうちにマイナスイメージを持っており、もっと味気ないものを想像していたという学生さん。
実際に自分の目と鼻と舌で低たんぱく食品を知ることで、印象が大きく変わったと話してくれました。
そんな経験から、弊社と柴野ゼミの学生さんによる「かちぞうゼミ」の活動がスタートしました。


◆YouTube Shortsによる「食事療法」の普及

学生さんたちはその後文献調査などを重ね、透析治療の現状や今後の将来を考えたとき、それが決して「他人事ではない」という事実に直面しました。



一度透析を始めると、生涯継続が必要であること
透析患者数の増加は、将来の自分たちの医療費の負担にも関わること

これらを学んだ学生さんたちが創造した価値、それは「透析という選択肢の前に、食事療法という選択肢があることを広め、透析導入を少しでも遅らせる」ことでした。

彼らは全世代に届く発信方法としてYouTube Shorts(ショート動画)に着目!
AI音声を活用するなど若者の感性と工夫を凝らした3本の動画を制作しました。

ビースタイル本店YouTubeチャンネルにて、学生さんが作成したショート動画を公開中!
ぜひご覧くださいませ。


・知っていますか?透析治療について
https://youtube.com/shorts/T645pLD89FE

・透析治療の問題点って?
https://youtube.com/shorts/xh5k8jAUUVk

・知っていますか?治療食について
https://youtube.com/shorts/Twn3Cs2TQcI

動画を視聴した大学生200名のうち、85%が「腎臓病・透析・食事療法への理解度が上がった」と回答したそうです!
かなりの良いリアクションを得ていることがわかります!


◆最終報告会を終えて
最終報告会では、緊張の中、全8チームによる集大成の発表が行われました。
どのチームもこの半年間、一生懸命取り組んだことがとても伝わる内容ばかりでした。



特にグランプリを受賞されたチームの「おばあちゃんの目分量レシピ絵本」は、学生ならではの主体性と温かな創意工夫に溢れ、私自身も多くの刺激を受けました。

弊社と歩んでくれた柴野ゼミの皆さんも、難しいテーマに苦戦しながらも、最新ツールを駆使して最後まで前向きに取り組んでくれました。
残念ながら賞を取ることはできませんでしたが、その姿に心から感謝しています。



今回の活動を通じ、学生や先生方、そして動画を視聴してくださった多くの方々に、透析治療の現実と私たちの想いを届けることができたことが何よりの収穫となりました。

「学生の主体性をどう引き出すか」という難しさに直面し、私自身も学びの多い半年間でした。
この経験を糧に、今後もYouTube Shortsなど新しい形での情報発信を継続し、さらに多くの方へ「確かな情報と確かな商品」を届けてまいります。

柴野ゼミの皆さん、半年間本当にありがとうございました!