1月のみしまの日で、FFS理論を活用した社内ワークを実施しました。

F F S 理 論 ???
そう思われた方も多いかと思います。

FFSとはFive Factors&Stressの略で、人を5つの因子とストレスで数値化し、その人の思考行動を把握します。
自分やメンバーの特性を知ることでチームに役立て、組織の生産性を高めることを目的として国内外の約800社で導入されているようです!



今回のワークをするにあたり、こちらの著書『あなたの知らないあなたの強み(古野 俊幸 著)』を使用しました。
本は事前に社員へ配布し、本の内容を理解した上でワークを行ないました。(袋とじには自分の特性が分かるWeb診断も付いているので、こちらも全員が受診しました!)
表紙に描かれているように、こちらの本は宇宙兄弟の登場人物たちが問題にどのように立ち向かい、解決していくのかがFFS理論を用いてわかりやすく解説されています。
宇宙兄弟とは?概要はこちら⇒宇宙兄弟 - Wikipedia

宇宙兄弟の漫画に沿った内容でより簡単にFFS理論が理解できるため、気軽に自己理解を深めたいときにオススメの1冊です!

そもそもなぜ、このようなワークを社内で実施することになったのか?ですが、三嶋商事は今期の人財育成テーマに『理解』を掲げています。
今回のワークを通して社員が自分やメンバーのことをより深く理解し、より良いチーム作りに役立てるためです。

FFS理論を理解するうえで重要なのは『5つの因子』がそれぞれどんな特性なのか、理解しておくことです。
5つの因子は下記の通りです。

凝縮性因子:固定・強化する力
受容性因子:無条件に受け入れる力
弁別性因子:白黒はっきり分ける力
拡散性因子:外部に向かって動いていく力
保全性因子:現状を維持改善していく力

FFS理論では診断の結果から、5つのうち特に高かった2つ程度の因子がその人が持つ特性と考えます。
「どんなときにストレスを感じるのか」や「どんなことがやる気に繋がるのか」も特性によって異なります。
これを一緒に働くメンバー同士が理解し合うことで、誤解やズレを生みにくくできるのです。


ワークでは、本の内容や5つの因子について振り返りを行った後、Web診断の結果から社員それぞれが宇宙兄弟のどのキャラクターに当てはまるのか、クイズ形式で当て合いました。

診断の結果、弊社では代表も含めた15名が10のキャラクターに振り分けられました。
正解が出ると「あ~確かに」「うんうん、なんかわかるかも」という声が多かったのですが、意外とすぐに当たる人はいませんでした。
「この人はこういう人だろうな」と思っていたのが、実は違った…なんてこともあったかもしれません。
このクイズではメンバーをキャラクターに重ねることで、よりわかりやすくお互いの特性や関係性を知ることができました。


その後は一番高い因子が同じ者同士で集まり、自分の診断結果を踏まえた感想や結果に基づくエピソードの共有などを行いました。
また、今回はグループの中で話し合ったことは他己紹介で全員に共有しました。




普段の業務ではなかなか関わることが少ない社員同士も一緒に話すことができたり、普段一緒に働いているからこそわかるエピソードや意見も飛び出し、聞いているだけでも面白い内容ばかりでした。

最後はそれぞれが持つ特性をどのように活かすのが良いのか?を考えるため、各部署ごとに集まって意見交換をしました。






メンバー同士がどんな特性を持っているのか改めて確認し合い、部署内のバランスや誰がどんな役割を担うのが最適か?などが話し合われていました。
比較的似た特性を持つメンバーが集まっている部署、メンバー同士の特性がうまく散らばっている部署もありました。

同じ特性を持つ者同士は話を分かり合えるのが早く、スムーズに事を進めることができるそうです。
一方で、ストレスがかかってしまう原因やストレス状態になったときの陥り方が似ているため、共倒れしやすいというマイナス面もあるようです。
そのため、チームとしては異なる特性をもつメンバー同士が集まっている方が様々なことに対応でき、結果として成果を上げやすいようです。
(何事もバランスが大切だということを改めて感じます!)

つまり、自分の強みや得意なことを正しく理解し、磨きをかけることが大切です。
ワーク最後の代表の言葉にもありましたが、「弱みは決して伸ばそうとしないこと!」です。
足りないところを補い合えるチームこそ、良いチームなのだと再確認できるワークでした。

このワークに限らず、社員や会社のことをもっと『理解』できる1年にしたいと思います。