三嶋商事は、10月より40期目がスタートしました。
社員が一致団結して今期をスタートさせるため、三嶋商事では恒例となっている「中期経営方針説明会」を10月16日に実施しました。
今回はその様子をお届けしたいと思います!
中期経営方針説明会は、今年で7回目の実施となりました。
例年であれば、近隣のホテル会場を借りて行うのですが、新型コロナウイルス感染予防のため、昨年に引き続き今年も社内での実施となりました。
まずは三嶋代表から会社全体の実績報告、2022年度のテーマの発表などがありました。
2022年度は、人財育成テーマ『理解』、行動テーマ『時短』を掲げ、社員全員で取り組んでいきます。
ブロック長や担当者からも部署ごとに振り返りや、今後に向けての発表を行いました。
そして、その後はBGMも流れ、雰囲気は一転!
明るい雰囲気でコアバリュー授賞式が始まりました。
(コアバリューってなに?と思った方はこちら →三嶋商事のコアバリュー)
コアバリュー授賞式では、この1年間で社員が執筆したコアバリューエピソードの中から、特に優れたものが項目ごとに選ばれ、表彰されます。
この1年間で、なんと372件ものコアバリューエピソードが集まりました!
(この執筆数は歴代でも一番多かったそうです!)
順番に受賞者の名前が発表され、受賞の理由とともに三嶋代表から表彰状が手渡されました。
全372件のうち、最も優れた内容のものに選ばれるTHE BEST COREVALUEには顧客対応担当 下口さんのエピソードが選ばれました!
おめでとうございます!!🎉
読み上げられたエピソードは、どれも本当に良いエピソードばかりでした。
授賞式のあとは辞令交付式も行われ、2名の社員が主任へ昇格しました。
三嶋商事の40期は、社員同士・業務に対する〝理解″を深め、業務においても生産性を向上し〝時短″に取り組んで参ります!
最後にはなりますが、40期目のスタートをこのように切ることができたのも、三嶋商事をご愛顧いただいているお客様や、お世話になっているお取引先様あってのことです。
いつも本当にありがとうございます。
これからも三嶋商事は「地域医療に貢献できる企業」を目指し、社員一丸となって参ります。
\今後ともよろしくお願いいたします!/
9月15日に開催された『みしまの研究室WEBセミナー』のレポートをお伝えします!
今回は、株式会社ココウェル 水井 裕様を講師としてお迎えし、『ココナッツオイルとMCTオイル講座』というテーマでセミナーを実施しました。
ココナッツといえば、ココナッツミルクやココナッツオイルなど、お菓子に使われていることも多いですよね。
なんとココナッツオイルを摂取することで、体に良いことがたくさん期待できるようです!
今回のセミナーでは、最近注目の「MCT」についても学べる内容でした。
それでは、ここからは今回のセミナーの内容を簡単にお伝えしていきたいと思います!
ココナッツはアジアや太平洋、中米や南米などの熱帯・亜熱帯の開発途上国に多く分布しているココヤシの果実です。
ココナッツといえば、独特のあまーい香りが特徴的ですよね。
ですが、あの香りがするのはココナッツの胚乳である白い部分のみなのだそうです!
胚乳の中にある水(ココナッツウォーター)はカリウムやナトリウムなどのミネラルを多く含み、栄養価が高いことから戦時中には点滴代わりに使われていたようです。
ココナッツオイルの特徴① 熱や酸に強い
ココナッツオイルは熱や酸化に強いという特徴があります。
その酸化安定性は一般的に使用されているサラダ油やオリーブ油と比較しても、3倍以上も高いそうです!
ではなぜ他の油脂類と比べてココナッツオイルは熱や酸化に強いのでしょうか?
それは、ココナッツオイルの 92% が 飽和脂肪酸 という脂肪酸で構成されているからです。
飽和脂肪酸は構造上、二重結合を持たず、安定しているため熱や酸化の影響を受けにくいという特徴があります。
その特徴を活かして、ココナッツオイルは炒め物や揚げ物などの熱を加える料理に向いているそうです。(フライオイルとして何度か使用することも可能なようです!)
「ココナッツオイル」と聞くと、ココナッツの香りが気になって料理には使いにくそうなイメージですが、香りが付いていない商品もあるみたいです。
↓こちらココウェル様の有機プレミアムココナッツオイルは、独特の香りもなく使いやすい!
(画像をタップ・クリックすると商品を詳しくご覧いただけます)
ココナッツオイルの特徴② MCTが豊富
MCTとは、Medium Chain Triglycerideの略で、日本語にすると「中鎖脂肪酸」です。
最近はMCTオイルとしてスーパーなどでも販売されているので、ご存じの方もいらっしゃるかもしません。
ココナッツオイルには、この MCT(中鎖脂肪酸)が約60%含まれています!
MCTってどんなもの?
またまた脂肪酸のお話になりますが、脂肪酸はその長さによって「長鎖脂肪酸」と、その半分くらいの長さの「中鎖脂肪酸」に分けることができます。脂肪酸であることには違いはないのですが、長さが違うことで私たちの身体に入ったあとの消化吸収の経路が異なってきます。
キャノーラ油やオリーブ油などの長鎖脂肪酸の油は、小腸から吸収されたあとリンパ管を通って脂肪組織や肝臓に運ばれます。
一方、中鎖脂肪酸は水に馴染みやすい特徴を持っており、小腸から門脈を経由して直接肝臓に入り、分解・貯蔵されます。
通る場所が違うだけでそんなに差があるの?と思うかもしれませんが、
なんとMCTは他の油に比べて約4倍の早さで吸収されます。また、短時間でエネルギーになるという特徴も!!
今でこそ認知度が上がってきたMCTですが、アスリートの食事や医療現場では有効性が評価されており、MCTオイルやMCTパウダーが長年使用されています。
MCTはケトン体になりやすい
私たちは普段、炭水化物(糖質)をエネルギー源としていますが、飢餓状態になり糖質が不足すると筋肉のたんぱく質や脂肪をエネルギーとして利用する仕組みがあります。
脂肪をエネルギーにできるなんてラッキー♪と思うかもしませんが、脂肪細胞に貯蔵されている中性脂肪はそのままの形ではエネルギーとして利用できません。
そこで中性脂肪は肝臓に運ばれ、ケトン体に変換されることでエネルギーとして利用することができるのです!
なんとMCTを摂取することで、ある程度糖質(ブドウ糖)を摂取していてもケトン体が生成できることがわかっています。
つまり言い換えると、過度な糖質制限をしなくてもMCTを摂取することで脂肪酸をエネルギーとして利用することができるというわけです!
ダイエット効果が期待できるほか、ケトン体には抗癌作用や脳のエネルギーとして利用できるといったメリットがあります。
↓こちらココウェル様の有機ココナッツMCTオイルは、MCTが約95%も含有されています。
(画像をタップ・クリックすると商品を詳しくご覧いただけます)
現代の日本では食の欧米化が進み、油脂類の摂取量が多くなっています。
揚げ物のような明らかに油脂が多そうな食べ物だけでなく、炒め油や調味料など自分でも知らず知らずのうちに摂取していることが多いですよね。
油の摂りすぎはやはり良くありませんが、私たちの体に必要なものであることにも間違いありません。
だからこそ、なるべく質の良い油を摂取するよう心掛けることが必要ですね!
三嶋商事が運営するネットショップ ビースタイルでも多数のMCT関連商品を取扱っております!
詳しくはこちらをタップ・クリックしてご覧ください。
以上、第19回みしまの研究室レポートでした!
次回【10月13日開催】みしまの研究室WEBセミナーについてはこちら
→第20回みしまの研究室WEBセミナー【乳糖果糖(ラクトスクロース)について】
お申込み期限は10月8日(金)です。
たくさんのご参加お待ちしております!!
みなさんこんにちは!
今回は、病院や施設でも補助食品として使用されることが多いゼリーについて、たんぱく質に注目してお話したいと思います。
商品に記載されている“100gあたり〇g” “一個あたり〇g” という栄養価の表示、あらかじめ基準値を知っていなければ「これって多いの?」「少ないの?」となるはず。
たんぱく質を制限したいとき、もしくは栄養強化のためしっかり摂取したいときはゼリーにあるものが含まれているかを確認することで最低限は希望に沿った商品を選ぶことができます。
それでは本題に入っていきましょう。
体内のたんぱく質のうち、約30%を占める“あれ”
最近は、健康志向の高まりや筋力アップのために高たんぱくの食事が注目されていますよね。
コンビニなどでも高たんぱくを謳う商品を見かけることが増えてきました。
スナック感覚で手軽に食べられる『サラダチキン』をはじめ、たんぱく質が強化された飲み物などなど。
あなたは『たんぱく質が多い食材』と聞いて何を思い浮かべますか?
サラダチキンのような鶏ささみを想像する方も多いのではないでしょうか。
鶏ささみは、たんぱく質を多く含みながらも糖質や脂質が少ないことから筋力アップやダイエットをしている方がすすんで摂取する食材の一つでもあります。
鶏肉はたんぱく質を多く含む食材として紹介されることが多いですが、同じ肉類の豚肉や牛肉もたんぱく質を豊富に含んでいます。
鶏肉に比べると脂質の量が多いため、ダイエットなどにはあまりオススメされませんが・・・
特に豚肉や牛肉にはコラーゲン(脂のようにプルプルとしています)が豊富に含まれています。
コラーゲンといえば女性の方はよくご存じのはず、肌のハリ・ツヤを良くすることから化粧品に含まれていることも多いですよね。
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このコラーゲンの正体、たんぱく質だということはご存じですか?
そもそも、コラーゲンは私たち人体のたんぱく質全体のうち約30%を占めており、皮膚や血管、腱などの組織を構成しています。
体内にコラーゲンがあることで骨を丈夫にしたり、血管に柔軟性を持たせることができているのですね。
コラーゲンの話?と思うかもしれませんが、コラーゲンに熱を加えて抽出したものがゼリーやプリンによく使われる“アレ”なのです!
鍵を握っているのはゼリーなどに使われている“アレ”!
ゼリーやプリンを固めるときに使用され、コラーゲンからできているもの。
なにか、お分かりですか??
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正解は、ゼラチンです!
寒天と比べて口どけが良いということもあり、手作りでゼリーを作るときに使用したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
寒天は常温(30~35℃)でも固まるのに対し、ゼラチンは動物の皮膚や骨の主成分であるコラーゲンから抽出されたものであるため、15~20℃以下でないと固まらないという特徴があります。
その他にゼリーやプリンを固めるには、ゲル化剤として増粘多糖類や糊料と呼ばれる食品添加物が使われていることも多いです。
勘の良い方はもうこの後のお話、お分かりですよね
つまり、たんぱく質であるコラーゲンから抽出されているゼラチンを使用したゼリーは、必然的にたんぱく質の量が増えるというわけです!
ということで・・・さっそく現物確認!
弊社1階の倉庫には、低たんぱくのものから高たんぱくのものまで、たくさんのゼリーがあるのでいくつか見てみました。
まずは低たんぱくのゼリーから!
こちらは1個(83g)あたり
たんぱく質0g、エネルギー150kcalのカップアガロリー(オレンジ味)です。
どれどれ・・・
確かにゼラチンは使用されておらず、寒天が使われているようです。
また、ゲル化剤(増粘多糖類)によって固められていました。
増粘多糖類は名前の通り、糖であり植物性由来の食物繊維などから抽出されたものが多いです。
カップアガロリーの他の味、ソフトアガロリーやムースアガロリーもすべて、ゼラチンの使用はなく増粘多糖類が使用されていました。
ではもう一つ低たんぱく・高エネルギーのゼリーを見てみましょう。
続いては1個(98g)当たり
たんぱく質0g、エネルギー160kcalのエネルギーゼリー(甘夏みかん味)です。
ゲル化剤として先ほど同様に寒天、そして増粘多糖類が使用されていました!
こちらも他の味でもゲル化剤として使用されているのは寒天、増粘多糖類でした。
では続いて、たんぱく質が強化されたゼリーを見ていきましょう!
まずは、たんぱくゼリー・セブン(オレンジ味)です。
こちらは、1個(70g)あたり、
たんぱく質7.5g、エネルギー100kcalを補給することができるゼリーです。
ゲル化剤としては、増粘多糖類が使用されていました。
よく見てみると・・・
コラーゲンペプチド(ゼラチンを含む)との記載が!
たんぱく強化を目的としたゼリーということもあり、コラーゲンを吸収しやすい形にしたコラーゲンペプチドが使われていました。
続いて、1個(135g)当たり
たんぱく質8.4g、エネルギー300kcalが摂取できる ワンステップミールみかん風味ゼリーです。
こちらは、これまで紹介したゼリーのようにカップに入ったものではなく、紙パックに入っているゼリーです。
このサイズで300kcalが摂取できるのは驚きですよね。
こちらは原材料に、ゼラチン、寒天の文字が!
やっとゼラチンが登場しました!
ゼラチンが使用されているからか、こちらのゼリーにはコラーゲンペプチドなどは含まれていないようです。
ゼラチンと寒天の両方を使って固められているゼリーもあるのですね!
最後はやわらかプリン カスタード味です。
こちらは1個(63g)でたんぱく質6g、エネルギー100kcalを補うことができます。
ゲル化剤は増粘多糖類、寒天が使用されていますが、
こちらの商品には、その他に豚コラーゲンペプチドが含まれています。
前半でもお話した通り、豚肉にはたくさんコラーゲンが含まれていることから、こういったプリンにも豚コラーゲンが使われているんですね!
このように、たんぱく質を強化する目的のゼリーやプリンには、寒天や増粘多糖類に加えてゼラチンやコラーゲンペプチドが含まれていることが多く、低たんぱくのゼリーは寒天や増粘添加物が主に使用されているということがわかりました。
少し余談ですが、ゼラチンは「特定原材料に準ずるもの21品目」に含まれており、アレルギー表示の対象でもあります。そのため、使用されている場合は(一部にゼラチンを含む)のように表示されていることもあるので、食品表示の中でも見つけやすいかもしれません。
今回ご紹介した5つのゼリー・プリンは商品の写真をタップ・クリックすると、それぞれご購入いただける商品ページに移行します。
気になる方は、下記もあわせて是非チェックしてみてくださいね!
低たんぱくゼリーの商品ラインナップはこちら→ビースタイル 腎臓病食
たんぱく質強化ゼリーの商品ラインナップはこちら→ビースタイル たんぱく質強化
これから市販のゼリーや食品を選ぶ際、ゼラチンやコラーゲンに注目してみては?
2021.08.25
8月18日に開催された『みしまの研究室WEBセミナー』のレポートをお伝えします!
今回は、ニュートリー株式会社 鷹屋 潤氏様を講師としてお迎えし、『経腸栄養管理の合併症~逆流、下痢の対策、最近の経腸栄養剤の傾向~』というテーマでセミナーを実施しました。
経腸栄養法とは胃や腸にカテーテルと呼ばれる管を通し、そこから水分や栄養剤を流入させる人工的な栄養補給法です。
(消化管を使った栄養補給法と区別するため『経管栄養』と呼ばれることもあります)
経腸栄養では、使用する栄養剤の種類や投与速度などにより合併症が引き起こされることがあり、今回のセミナーでは合併症の代表とも言える『下痢』が起こる原因、対策について学ぶことができました。
それでは、ここからはセミナーの内容を簡単にお伝えしていきたいと思います!
【下痢が起こる原因】
一般的に下痢は、①浸透圧性 ②分泌性 ③滲出性 ④腸管運動(異常)性 の4つに分類されます。
経腸栄養で特に注意が必要なのは、①浸透圧性の下痢と④腸管運動性の下痢です。
使用する栄養剤の組成や食品アレルギーが原因となって引き起こされる下痢は、浸透圧性下痢に分類されます。
この浸透圧性の下痢は、カテーテル(経腸栄養で使用される栄養剤を通す管)から腸に入った物質がなかなか吸収されず腸管に滞留することによって腸管内の浸透圧が高まり(濃度が濃くなり)、これを希釈するために多量の体液が腸管に移行することが原因となり下痢が起こると考えられています。
また、腸管運動性の下痢は栄養剤の投与速度が早いことが原因となり、起こります。
栄養剤を注入するスピードが速いと急速に栄養剤が腸管内を通過し、吸収障害が起きるため下痢が引き起こされると考えられています。
【下痢の対策ポイント】
経腸栄養管理において、下痢を起こさないためには次の4つのポイントを押さえておくことが大切です!
①投与速度
経腸栄養剤の投与開始時は注入速度を40ml/hr程度とし、その後徐々に投与速度を速めて5~7日目には速度を150~200ml/hrに到達させることを目標とします。
また、腸瘻の場合は直接腸管内に栄養剤を注入するため胃瘻に比べると下痢が起こりやすく、より時間をかけて投与する必要があるとされています。
投与初日は10~20ml/hrからスタートし、最終的には早くても100ml/hrを越えないようにする必要があります。
②経腸栄養剤(濃厚流動食)の浸透圧
半消化態栄養剤に比べて成分栄養剤は浸透圧が高く(濃度が濃く)、下痢を起こしやすいです。
そのため、半消化態のものに変更することによって下痢の症状が軽減される可能性があります。(個人の消化機能などにより、変更できない場合もあります)
また、糖尿病関連の栄養剤は浸透圧が高いものが多く、下痢になりやすいそうです。
③微生物による汚染
なんと、下痢を発症する人の約40%が感染していると言われているのが、C.difficile感染症(CDI)です。
本来、CD菌は悪い菌ではありませんが、CD菌の保菌者が抗菌薬を使用することで腸内細菌が撹乱され、発症すると言われています。CDIの主な症状として腸炎による下痢が認められています。
これは鼻から管を通す栄養補給法である経鼻胃管留置などによって引き起こされることが多く、マウスを用いた動物実験では乳酸菌を摂取することでCD菌の増殖を抑制できることがわかっているそうです!
④成分と組成
術後など消化管が弱っている状態では、膵液の減少により脂肪吸収が上手くできず下痢になりやすいため、腸管内の水分保持と腸粘膜の維持が重要です。
そこで注目されているのが、グァーガム分解物(PHGG)です!
グァーガム分解物は、ガァー豆の胚乳部から得られる水溶性の多糖類であるガァーガムを酵素で分解した水溶性食物繊維です。
発酵度が高く、摂取することで短鎖脂肪酸の産生を促すことにより腸粘膜の萎縮や損傷を回復し、腸での水分吸収が良くなる効果があるのだそう!
それだけでなく、ガァーガム分解物は腸内の内容物と複合物を形成して腸内の通過時間を長くするため、腸が水分を吸収する時間が長くなり、その結果、便に含まれる水分が減少することで下痢が抑制されます。
今回のセミナーで、経腸栄養管理における下痢の対策について今まで知らなかったことをたくさん学ぶことができました。
経腸栄養では栄養剤のほかに水分を投与することがありますが、その際には固形化(ゲル化)することで逆流や下痢を予防できるうえ、カテーテルなどの汚染も防げるようです。
対策ポイント4つを知っておくだけでも栄養剤を選ぶ際など、役に立つのではないでしょうか。
以上、第18回みしまの研究室レポートでした!
次回【9月15日開催】みしまの研究室WEBセミナーについてはこちら
→第19回みしまの研究室WEBセミナー(ココナッツオイルとMCTオイル講座)
お申込み期限は9月10日(金)です。
たくさんのご参加お待ちしております!!
7月14日に開催された『みしまの研究室WEBセミナー』のレポートをお伝えします!
第17回目は、ギフモ株式会社 共同起案者 水野 時枝様と小川 恵様を講師としてお迎えし、『簡単調理!いつもの手料理がやわらか食に大変身』というテーマでセミナーを実施しました。
今回はWEBセミナーが始まって以来初めて、講師の方に弊社へお越しいただいてセミナーを実施しました。当日はカメラワークや音声など、われわれも今まで以上に確認を重ね、本番を迎えました。
ここからは今回のセミナーの内容を簡単にお伝えしていきます。
今回のセミナーでは、こちらのDeliSofter(デリソフター)が大活躍!
デリソフターは、3つの機能(圧力鍋・低温調理・やわらか食)を持ち合わせた画期的な調理家電です。
やわらか食が作れるだけでなく、炊飯や煮込み料理なども美味しく作れるのが嬉しいポイントです!
セミナーの中では調理実演もあり、実際に市販のお弁当やお惣菜がやわらか食に大変身しました。(その様子は記事後半で!)
DeliSofter(デリソフター)は今回の講師でもある、水野さんと小川さんがご両親の介護を経験した際に感じた苦悩や「こんなのあったらいいな」から誕生しました。
人は病気や老化に伴い、食べた物を噛んで飲み込む機能(摂食嚥下機能)が低下していきます。
嚥下機能が低下すると誤嚥を引き起こしてしまう可能性もあることから、揚げ物や根菜類など硬い食材を省いたり、普通の食事をミキサーなどで流動化する必要があります。
在宅介護をしている場合、普通の食事を作るのとは別にこのような調理を毎日・毎食行うことは、介護する側の大きな負担となります。
また、家族と同じものを食べられないことや流動化され何を食べているのかわからない食事は食べる側もストレスになってしまいます。
デリソフターはそんな両者の課題を解決できる、
簡単に、“家庭の味を介護食に” “目で見て、噛んで食事を楽しむこと”が実現できる商品です。
調理済みの食事をやわらか食に調理できるので作り分ける必要はありませんし、見た目もそのままなので家族と同じものを食べられる喜びも感じられます。
デリソフターは高齢者だけでなく、障害児の親御さんにも注目されており、最近は情報番組などでも取り上げられています。
今回のセミナーでは実際に市販のお惣菜・お弁当(からあげ弁当・牛丼)をデリソフターで30分程度調理し、やわらか食に変身しました。
肉料理など繊維質なものは、付属のデリカッターでスタンプしてからデリ調理を行うことで、繊維が分断されるとともに、食材中心部にも熱が通りやすくなります。
デリカッターは食材の形を崩さず、見た目はそのままで72刃の隠し包丁をいれることができます!
現在、特許申請中のデリカッター からあげをデリカッターでスタンプ
デリソフターに入れて30分程度でできあがり!
食品の物性を簡易的にチェックできる「カメルカ」を使って、調理前と調理後のからあげのやわらかさを比較してみると……
デリソフターで調理する前 デリソフターで調理した後
調理前のからあげは、ペットボトルの先端(細い部分)が見えていますが、調理後はからあげがやわらかくなっているため、ペットボトルの先端は埋まって見えなくなっています。
カメルカを使った物性測定では、調理後のからあげは、『歯ぐきでつぶせるかたさ』になっています!
そして急遽、弊社社員の南條も配信中のセミナーに登場させていただきました。
調理後のお惣菜を試食し、感想をお伝えさせていただきました。肉は歯ぐきでつぶせるやわらかさに、牛丼のごはんも形はそのままで軟飯のようにやわらかくなっていたようです!
デリソフターを使用し、簡単な操作をするだけで普段の食事がやわらか食に大変身しました。
デリソフター購入時に付属しているメニュー表(作り方)には調味料の分量記載はなく、家庭ごとに“慣れ親しんだ味を一緒に分かち合ってもらいたい”という開発者の想いが込められているそうです。
(GIFMO様のInstagramでは週に一度、デリソフターを使った詳しい調理方法がアップされています!
→@gifmo_derisofter)
デリソフターをはじめとする『ケア家電』が今後社会に浸透することで、誰もがいつまでも“食べる喜び”を感じられると良いなと思います。
・ギフモ株式会社 DeliSofter(デリソフター)のホームページはこちらをタップ・クリック
→DeliSofter(デリソフター)
セミナーの配信終了後は、講師のお二人と弊社社員で記念撮影をさせていただきました。
無事にセミナーが終了し一同、一安心!
講師のお二人からは「緊張したけど、楽しかった!」とお声をいただきました。
以上、第17回みしまの研究室レポートでした!
次回【8月18日開催】みしまの研究室WEBセミナーは、ニュートリー株式会社より鷹屋 潤氏様を講師としてお迎えし、『経腸栄養管理の合併症~逆流、下痢の対策、最近の経腸栄養剤の傾向~』をお届けいたします。
お申込みなど、詳細情報は近日中にホームページの【お知らせ】にアップいたします。
どうぞお楽しみに!
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